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ひとり ひとり に 出会う~ はじめて詩集を読む会 〜

8月 9日 @ 6:30 PM 8:00 PM

ひとり ひとり に 出会う
~ はじめて詩集を読む会 〜

今を生きる詩人たちの詩集を、今を生きる私たちが読んでみる。詩人のゆずりはすみれさんがホスト役を務めます。

第三回目は『あのとき冬の子どもたち』峯澤典子 七月堂

 ふと、気付くと、はるか遠くまで来てしまった。峯澤さんの詩には、そんな風に読み手をどこかへと連れ去る力があります。それもとても静かに、繊細に、なされるのです。ある時間や出来事が言葉になる瞬間、詩人の目に映るものは「見える」ものでしょうか、「見えない」ものでしょうか。「旅」がテーマとなった、異国の雰囲気にも満ちた作品です。

開催日時 2024年8月9日(金)18時30分から
参加費 各回800円(ワンドリンク付き)
会場 HiBARI BOOKS & COFFEE

参加のお申し込みはひばりブックスまで。
電話:054-295-7330
メール:info@hibari-books.com
Instagramメッセージ:hibari_books
googleフォーム https://forms.gle/uHjcBNwFNWPVdrio6

*詩集を読んでからご参加ください。詩集はひばりブックスにて取り扱っています

¥800 (ワンドリンク付き)

HiBARI BOOKS & COFFEE

054-295-7330

主催者 のウェブサイトを表示

HiBARI BOOKS & COFFEE

鷹匠3-5-15 第一ふじのビル1F
静岡市葵区, 静岡県 420-0839 日本
+ Google マップ
054-295-7330
会場 のウェブサイトを表示する

ホスト役のゆずりはすみれさんから第二回の報告をいただきました。

当日は10名の方にご参加いただきました。(ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!)
対象詩集は、大崎清夏さんの『新しい住みか』。
この数年は散文の発表も多い大崎さん。
ファンの方のご参加も多いだろうと想像していましたが、今回の読書会をきっかけに初めて大崎さんの作品を読んだと言う方がほとんどでした。
これには私は少し意外だったのですが、この読書会をきっかけにして大崎さんの作品に触れてくださったことは、選書しているホスト役として嬉しいことでもありました。

読書会ではまず最初に、それぞれ自由に(そして率直に)詩集の感想や疑問を話してもらいます。
今回、参加者の方の感想で多かったのは「戸惑い」。
初めて読む大崎さんの詩、多くの方がその作品の「意外性」に驚かれたようで、「詩って何だろう?と思った」と言う感想もありました。
また、自分自身に詩を引き寄せて読んだ上で、「自分の感覚とは異なるものを感じる」と言う感想も。
今回の読書会は、そんな「戸惑い」を話し合うことからスタートしました。

それぞれ気になった作品を挙げながら、話は段々と詩の中で多用されている「あなた」と言う言葉に。
「あなた」とは誰のこと? 「あなた」と言う言葉を詩人はどのように使っている? 「あなた」ってそもそも私たちはよく使う言葉?……
日本語以外からの視点も加わり、詩人の言語感覚、読み手に対するアプローチについてなど、話が広がりました。
第一回でもそうでしたが、一つの言葉について自然と話の焦点が向かい、皆で色々と話し合えるのが読書会のとてもいい時間だな、と個人的に感じます。

話を進めて行く中で、読書会の最初には大崎さんの詩に苦手意識を持っていた方が、終わりには「少し好きになって来たかも」と仰っていたのも嬉しかったです。
一人では「よく分からない」ことも、人の感想を聞いたり、話し合ったりすることで詩の読み方、受け取り方の新しい視点に気付くことはあるかと思います。
この読書会が、ささやかですがそう言う場になれれば幸いです。

参加者の方の「詩って何だろう?」と言う感想に応えられた回になったかは少々疑問ですが(これは私の進行の反省として)、話し合うことで見えて来たり、感じることがあったのならいいな、と思います。
次回の読書会も、そう言う時間に出来ればと思います。

次回は、8月9日の開催です。
峯澤典子さんの『あのとき冬の子どもたち』を、みんなで読んでみたいと思います。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
詳細は改めてご案内します。